日本販売促進協会

プロモーションプランナー、プロモーションプロデューサー、プロモーションコーディネーター資格は、日本販売促進協会が、その能力を備えた人々の育成と認証を行う制度です。

プロモーションについて3~広告とパブリシティ~

広告とパブリシティ

広告とは「企業が広告費をかけて広告を出稿し、媒体を通して商品や企業などについての情報を消費者に伝達する」プロモーション手段です。
 

広告媒体

「4大マスメディア」といわれる、新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、そして、WEBメディアがあります。
・4大マスメディア:新聞、テレビ、雑誌、ラジオ
・WEBメディア:1次メディア、2次メディア、SNSなど
 広告主である企業は広告代理店を通してメディアから広告スペースを購入し情報を発信します。広告代理店はメディアから代理店手数料をもらいます。
 広告には莫大な費用がかかりますが、狙ったターゲットに情報を届けることができます。
 広告の種類は、その性質や媒体に応じていくつかに区分され、商品広告、企業広告、(中略)、SP(セールス・プロモーション)広告、などがあります。
 

パブリシティ

広告・宣伝は、一般的に有料でマスコミ媒体(新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど)にスポンサーとして広告費を支払い、原稿を作成して掲載するものです。
これを無料で掲載できるのが「パブリシティ」です。 もちろん、無料で掲載できるため、それほど簡単に掲載するわけにはいきません。しかし、マスコミ各社がニュースとして価値のあるものと判断すれば、記者が取材して、掲載してもらえます。
広告はお金を出せば広告スペースに空きがあり、広告としての倫理などが守られていれば掲載することができます。しかし、パブリシティは、商品やサービスの、ニュース性などに価値がなければ掲載してもらうことはできません。
広告は、スポンサーが商品やサービスを売り込むための原稿を掲載するわけですから、宣伝くささがつきまとうため、企業としては場合によっては、インフォマーシャルというような、記事風にしたてた広告を作成し掲載する場合もあります。
一方、パブリシティは、商品・サービスを売りたいスポンサーの立場ではなく、中立で利害関係のないマスコミ各社の記者の視点で掲載するかどうかが判断されるため、購読者・視聴者にとっても偏見のない情報としてうけとめられます。
したがって、マスコミ等に取り上げてもらうには、その情報発信者にとって多くの購読者・視聴者、つまり消費者に対して信頼性を大きく高めることが必要です。
広告とパブリシティでは、例えば同じ紙面に同じ大きさで掲載されたとしても、その効果はよりパブリシティの方に軍配があがる場合が多いです。つまり、広告ではなく、パブリシティとして掲載されることは、商品やサービスの信頼性を高め、さらに営業上の活動においても多くの効果を発揮することになるわけです。

プロモーションについて0 ~印刷会社、広告代理店やプロモーション担当者が押さえておくべきこと~
プロモーションについて1 ~広告代理店のプレゼンテーション~
プロモーションについて2 ~4つの戦略「商・販・販促・マネジメント」~
プロモーションについて3 ~広義と狭義の販売促進~
プロモーションについて4 ~広告とパブリシティ~
プロモーションについて5 ~プロモーション・イベント~